伊是名島観光 パートⅡ

前回に引き続き、伊是名島観光パートⅡです。
仲田港到着!噂には聞いてたのですが・・・
「ハブのいない伊是名島」 の看板には驚きでした。 びっくり!

船客待合室では、映画「さんかく山のマジルー」の看板がお出迎え!
全編、伊是名島で撮影されたようです。
 
今回は、民宿前川 さんにお世話になりました。

民宿の裏手には、歴史を感じさせる フール (豚便所)が大切に残してありました。

荷物を預けて、これから伊是名島観光へ出発!!
真っ先に向かったのは、尚円王御庭公園です。
こちらが 尚円金丸像 です。

角度を変えてもう一枚!

銅像下の説明文です。

説明文の文字を大きくしてみました。
金丸(尚円)像
金丸は1415年伊是名島諸見の生まれ。24歳のとき島を出て沖縄本島に渡り、数奇の
運命を経て第二尚氏王朝の開祖、尚円王(在位1470~1476年)となった。この像は、
島を愛しながら新たな人生を求めて旅立った彼の決意を表しており、生誕580年目の吉日
を選び、伊是名島の発展を願うすべての人々の思いを込めて、彼の生誕の地に建立された。
1995年10月22日                          作像 名嘉睦棯(画 家)
製作者 伊是名村                           考証 高良倉吉(歴史家)

凛々しい顔をしていて、指先は小鳥の休憩所?となっていました(笑)
 
島内には至るところに、歌碑があります。

井伊文子先生歌碑
わが始祖の 雄々しきすがたをしのぶとき
蒼海のとよみは こころゆるがす

井伊文子先生は、尚昌(円王より23代目)の長女として生まれ、彦根藩城主16代井伊直愛氏
(井伊直弼のひ孫)に嫁ぎ、沖縄のみなさんの心と受難の状況を理解し、共に愛の連帯の社会
を作ることを願って奉仕団体「仏桑花の会」を結成、会長として努力されてきました。
その他、滋賀県障害児協会理事長・歌人・華道家・茶道家として活動されています。
この度始祖の地を思い歌われた短歌を歌碑として仏桑花の会員が建立いたしました。
平成12年5月20日
仏桑花の会 彦根支部

ガイドさんの話によると(はっきりと聞こえませんでしたが・・・)
金丸の指先は、沖縄本島国頭村(奥間ビーチあたり)を指しているそうです。

この森が尚円王(金丸)生誕の地です。

尚円王生誕地屋敷内みほそ所です。

沖縄県指定有形民俗文化財
伊是名村諸見の神アサギ
平成6年2月4日県指定

説明文。
この神アサギは、祭祀に使用される建物で、俗に「アサギ庭」「神庭」と呼ばれています。
8本の石の堀立柱の上に、島内産の木材を用いた小屋組が乗っており、屋根は奇棟造りで
シルジガヤで葺かれています。軒先の高さは約80cmで、壁はなく、内部は約5坪の土間と
なっており、神アサギの伝統的建築様式を備えています。
ここでは、古くから村の神行事である2月ウマチー(麦稲祭)、3月ウマチー(麦大祭)、
5月ウマチー(稲穂祭)、6月ウマチー(稲代祭)、束取、ナークチ、ウンザミ、シヌグ、大折目、
イルチョーヤー等が行われてきた場として重要であり、学術上からも貴重なものである。
なお、この地域において無許可で現状変更することは県条例で固く禁じられています。
平成7年10月31日
沖縄県教育委員会
伊是名村教育委員会

こちらは金丸が浸かった産湯の跡です。

史跡 逆田 にやってきました。

逆田の説明文です。

文字を大きくしてみました。
史跡 逆田
尚円王は、1415年に首里巴・今日の字諸見において生誕され若き頃を「北の松金」と呼ばれ、
後に、名を「金丸」に改め1470年に「尚円王」となり琉球国の王様となった。
この逆田は、尚円王が島を離れるまで耕作したと伝えられており、後世になってから「御持ち田」
という敬称で呼ばれるようになった。
伊平屋島旧記によれば、この逆田は、毎年のように豊作がつづき、又、いかなる大旱魃のときでも、
決して水が涸れることはなかった。これを見た下の田主達は、「水をよこし入れた」と思い違いをし、
それならばと、ある晩のこと、下の田園に水が流れるように畦を切り開きました。
ところが、翌朝いって見ると、我が田園は水が涸れ、上の北(にし)の松金の田園だけが、
水を満々と湛えていました。
これは不思議なことだ、さては「水が逆さに流れたんではないか」と巷に噂がながれ、
「水が逆さに流れた田園」ということで「逆田」の名がつけられたと伝えられている。
平成4年7月17日 村文化財指定
伊是名村教育委員会

こちらにも歌碑があります。

北の松金は、島一番の好男子で、働き者であった。きっと、この逆田も毎日のように
通ったでありましょう。
この歌は、あの島一番の好男子・北の松金が一生懸命に汗を流し働いている姿を、
思い浮かべるだけでも、熱く燃え上がってしまいそうになるという、美童達の心を、美しく、
情熱的に謳いあげている。

今日はここまで、この続きは次の機会に!

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