沖縄の墓問題

私が新聞を読んで、気になった記事をご紹介!

沖縄県の首都那覇市は、個人墓地の禁止区域設定などを盛り込んだ
「那覇市墓地等に関する基本方針」を制定。
個人墓地禁止区域では既存墓地は容認。
既存墓地の建て替え、改修は認められるが、増やすことができなくなりました。
禁止区域以外の地域は個人による設置は、
1、生垣など障壁の設置
2、墳墓の高さ以上の樹木整備など周辺への配慮
3、通路の設置
4、排水設備
などの一定条件を付けて認める。
私は今まで、墓は個人の不動産であり、法律上問題のない場所であれば
誰でも、簡単に作れるものだと思っていました。
しかし新聞を読んで、沖縄のお墓問題、次のことを学びました!
※ 墓地埋葬法により、原則的に個人の墓地経営(所有)は認められていない。
※ 沖縄県は1972年の本土復帰から、この法律が適用されている。
※ 個人が墓を所有し管理する慣習が根付いていた沖縄では、特例で今まで認められていた。
那覇市長の談話
「無許可の墓も多く、墓地と住宅地が混在する市街地が形成されるなど本市のまちづくりの上で
さまざまな問題が生じている。実情に沿った墓地の在り方に関する基本方針を制定した」
沖縄の亀甲墓(かめこうはか・きっこうはか)をご覧下さい!
(写真は恩納村の七つ墓です。こちらは特別に大きなお墓で、通常はもう少し小さいです)
※ 亀甲墓が女性の子宮をイメージした型になっているのは
「生まれた所に帰る」という考え方が基になっています。

沖縄のお墓は、全国のお墓と比べても、かなり大きいのではないでしょうか。
初めて見る方にとっては、その姿・大きさに、驚かれるかと思います。
沖縄では祖先崇拝の文化があり、毎年4月に行われる清明祭(しーみー)の頃には
お墓の前で親戚一同集まり、ご馳走を広げピクニック気分で?(笑)交流を深めます。
本土のお墓より大きいのは、そんなスペースが必要だからでしょうか。

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