世界遺産「斎場御嶽(せーふぁうたき)」について、ショッキングなニュースが飛び込んできました。
斎場御嶽では 2013年11月6日(水曜日) から
駐車場が閉鎖されることが決定 しました。
その原因として
・世界遺産に登録され、年間入域者数が43万人を超えましたが
その一方で斎場御嶽には、駐車場が35台分の駐車スペースしかないこと。
・周辺道路は近隣住民の生活道路としても使用されているため渋滞がひどく
また駐車場が空くまで、アイドリング状態の車からの騒音や排気ガスによる環境面の悪化。
・マナーが悪いレンタカーによる違法駐車。
・駐車場閉鎖後は
近くの「がんじゅう駅・南城」や「知念岬公園」の駐車場(収容台数約150台)で対応予定。
また 「男子禁制」 についても
2年後をめどに徹底する方向で検討 すると発表されました。
その原因として
・琉球王国時代は男子禁制だった。
・沖縄では大切な「聖地」として守られていた場所でしたが
近年は料金を払えば誰でも入域が認められるなど、実質的に男子禁制が崩れていた。
・入域者が2007年度は14万2千人だったが、世界遺産登録やパワースポットブームを受け
2012年度は43万8千人と激増している。
・観光客の増加で、道路(石畳)がすり減っている。
・御嶽(拝所)で祈る地元住民の方を、無断で写真撮影をするマナー違反者が増えている。
南城市の古謝(こじゃ)市長は述べています。
「遺産を壊しかねないため、聖地を守れるなら制限も必要だ」
※新聞記事の文章の中には、私個人の意見や考えも含まれていて
原文通りで記載はされておりません。
ここからは私の視点(タクシードライバー)から、斎場御嶽を管理する事務所へ問合せをした内容です。
※入場券の購入場所について
斎場御嶽では入場券の販売は行われず、がんじゅう駅・南城近くで販売されるとのこと。
※駐車場について
原則 → 一般車及びレンタカー、そしてタクシーも同様に、斎場御嶽の現在の駐車場は利用できません。
例外 → 入場券購入の際、障害のある方などに対しては駐車許可証を発行し、駐車場の利用は可能です。
古謝市長は
「本来、斎場御嶽は聖地だ。入域前に歩いていくことで、心を落ち着かせて訪れて欲しい。」とも
述べていました。
訪れる方々がマナーを守ることによって、聖地を後世に残し受け継いでいくとこが何よりも大切だと思います。